2019.10.31
分娩後の産後ママは、様々な変化が一気に起こるため、様々な心理的・社会的ストレスに直面します。
大きな変化の1つは、急激なホルモンの変化による心身の変化です。
女性の一生で、ホルモンの影響を受ける時期は大きく3つある、といわれています。
1つめは思春期。おおよそ10歳から18歳くらいの、いわゆる第二次性徴期です。
2つめは更年期。更年期は閉経の前後5年程度と定義されており、10年くらいあります。
これらはいずれも、8年から10年という年月をかけた変化です。
そして3つめが妊娠・出産・産褥期です。
妊娠期間は10ヶ月、出産は個人差がありますが、初産婦さんで半日程度、産褥期はおよそ6から8週間です。
この時期は、思春期や更年期に比べてかなり短く、この間に起きるホルモンの変化も劇的です。
たとえば、マタニティブルーズは30%から50%、産後うつは13%の女性が経験するといわれています。一般成人のいわゆる「うつ病」は9%といわれていることを考えると、その割合より多いことがわかります。
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