
2026.08.19
真夜中。眠気をこらえながら、赤ちゃんに授乳する産後ママ。すると、薄暗い部屋の中で、ふと感じる誰かの視線…。まさか幽霊!?
──しかし産後は、幽霊を怖がっているヒマなどありません。授乳にゲップにオムツ交換。ちょっと!そこにいる幽霊!お尻拭き持ってきて!あと短肌着の替えもね!と、恐怖も吹き飛ばすのが産後ですよね。
さて、その様に、どうせ出るなら子育て特化型の幽霊にお出まし願いたいものですが、そういうタイプの幽霊はいるのでしょうか。今回はちょっと趣向を替えて、子育て系の幽霊について、深めてまいりましょう。
世の中は広く、また、あの世も広し。実在はさておき、幽霊にも様々な種類があり、子育てをする幽霊もいます。代表的なものとして、「飴買い幽霊」が挙げられます。昔々、妊娠中に亡くなってしまい、埋葬された女性がいました。ところが、なんとお腹の中の赤ちゃんは生きていて、お墓の中で誕生。女性は幽霊となって、飴屋に夜な夜な飴を買いに行き、赤ちゃんを育てます。最終的には、その飴屋がきっかけとなり、赤ちゃんは無事に発見、立派に成長しました…と言うストーリーです。
全国各地に似たような話はありますが、流れは大体同じ。幽霊になっても、赤ちゃんを育てる。親としての強さがうかがえますね。
また、「産女(うぶめ)」というものもいます。幽霊と言うより、どちらかと言うと、妖怪として紹介される事が多い存在です。橋や川辺などに、どこからともなく赤ちゃんを抱いて現れ、通行人に「この子を抱いていただけませんか」と話しかけます。通行人が言われるがまま抱くと、段々赤ちゃんがずっしりと重くなり、最終的には身動きが取れなくなってしまう、というもの。何となく、子泣き爺にも通ずる特徴を持っていますね。これも日本各地に伝承されていて、最後まで抱いていると財宝になる、抱かずに逃げると祟られる、等々のバージョンがあります。
幽霊の手も借りたい産後。もしも、本当に幽霊が出るのであれば、こんな風に赤ちゃんのお世話に慣れた幽霊が良いかも知れません(?!)
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