河童の川流れ、かっぱ巻き、絵本やアニメの『はなかっぱ』シリーズ…。
このように、妖怪でありUMA(未確認生物)であり伝説上の生き物であるのに、私達の日常生活にマイナンバーカードよりも馴染んでいる、河童。河童伝説は日本各地にあり、全国に散らばる河童の愛好団体が一堂に会す、「全国河童サミット」まで開催されています。（「河童サミット」）
このように愛されキャラの河童は、地域活性化や町おこしのイベントにも駆り出される事が多く、ママも赤ちゃんも楽しめるスポットが沢山あります！
まず、河童伝説と言えば岩手県遠野市。同市にある常堅寺の裏手には「カッパ淵」と呼ばれる小川が流れており、かつてここには河童が住んでいたと、『遠野物語』に記載があります。
岸辺にはカッパ像と、母乳の出を良くするという乳神を祭る祠があります。また、カッパ捕獲許可証を購入すると、なんとキュウリを餌に「カッパ釣り体験」が出来ます！河童を釣ったり乳神さまがいたり、親子で満喫できるスポットです。
ちなみに許可証はネットからも購入出来ます。（カッパ捕獲許可証）　
古き良き河童でありながら現代社会にも対応する姿に、古来から存在する妖怪としての矜持が垣間見えます。

また、神奈川県横浜市の水天宮平沼神社には、「安産・子育て河童」の像があります。水天宮と言えば、東京の日本橋の水天宮が安産祈願で有名ですが、こちらも同じく安産祈願で有名、かつ河童の像まであるのです！この像の河童は手に犬を乗せていて、何とも可愛らしい表情をしています。出産前に安産祈願、無事に出産した後は、赤ちゃんと一緒にお礼参りという、親子で河童ヒストリーを刻む事が出来ます。

毎日毎日子育てに明け暮れていると、ふと「河童が括り付けられた松が見たいな～」なんて気分になったりする事も。そんな時は、茨城県龍ヶ崎市の牛久沼へGO！
牛久沼には河童にまつわる伝承がいくつかあります。特に有名なお話が、いたずらばかりする河童を、村の若者が懲らしめて松の木に括り付けたというお話です。その松は「カッパ松」と呼ばれ、今も見る事が出来ます。
さらに、毎年夏には「うしくかっぱ祭り」も開催されていますので、カッパ松を見てスッキリした後は、家族でお祭りを楽しむという河童コースもオススメです。

意外と子育てと縁深く、全国に伝説や伝承がある河童。あなたのご近所にも、まだ知らない河童スポットがあるかも？！

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