苦しい便秘。女性に多いとされ、特に妊娠中はホルモンの影響や、大きくなった子宮に腸が圧迫されることで、「妊娠前まで快便女王だったのに、初めて便秘になった！」というママもいます。そして大人だけでなく、赤ちゃんにも多いお通じ問題。そもそも赤ちゃんは排便のペースが安定しにくく、さらに離乳食が始まると水分の摂取量が不足しがちになり、便秘になりやすいのです。

大人の場合は乳製品や発酵食品を食べたり、運動や便秘薬などで便秘対策や解消を図ることが出来ますが、赤ちゃんの場合はどのようにすれば良いのでしょうか？
まず、便秘になっているかどうかですが、2～3日出ていなくても、機嫌が良く食欲もあるようだったら問題ありません。回数や何日出ていないかよりも、うんちをしたい感じはあるのに出なくて苦しそうな様子や、お腹が張って辛そうな様子はないか、がポイントです。また、出したうんちがあまりにも硬かったり、柔らかかったりしていないかどうかも観察しましょう。

機嫌は良いけど、出ない日がけっこう続いてるな、うんちが硬くなっちゃわないかな？というときは、ホームケアをしてみましょう。
・こまめに水分を取る
・離乳食には、さつまいもやりんごなど、食物繊維を意識的に加える
・おへその辺りに手のひらを当てて、やさしく「の」の字にマッサージ

また、0歳代であれば「綿棒浣腸」も試してみると、出やすくなるかも知れません。方法は、まず清潔な綿棒を用意します。綿棒の先から2㎝の所に印を付け、ベビーオイルを塗り、肛門に優しく入れます。肛門を広げるように、ぐるっと回してください。あくまで優しく、綿棒を入れすぎないように気を付けて下さいね。

「こんな小さい体なのに毎日うんちが出なかったら、体の半分がうんちになっちゃうんじゃ！？」とつい心配してしまいますが、赤ちゃんの身体はまだまだ成長途中。消化管の発達と共に排便のペースも整ってくると言います。いつもと違う様子でなければ、ほぼ心配いりません。
ママも水分補給や運動を意識して、赤ちゃんと快便を目指しましょう！

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