ほとんど、と言うよりも、すべてのママがお持ちであろう母子手帳。正式名称は「母子健康手帳」と言います。妊娠中のお母さんの身体や、生まれた赤ちゃんの健康状態などを記録する、大切な手帳です。「母子手帳を手にして妊娠を実感した！」という話もよく聞きますね。母子手帳は10年毎に見直しがされていて、昨年の2023年4月の改定では、産後うつ等、心のケアに関する記入欄の充実などが行われました。

実は母子手帳は日本発祥のもの。最初に母子手帳が発行されたのは1942年。当時は「妊産婦手帳」と呼ばれていました。その後1947年に、別にあった「乳幼児体力手帳」と統合され、「母子手帳」が誕生。そして1966年に名称が「母子健康手帳」と変わりました。現在では妊娠したら当たり前のようにもらっている母子手帳ですが、長い歴史があるのですね。

そして母子手帳の表紙デザインが自治体ごとに違うことは、ご存知のママも多いかと思います。
窓口で受け取った時、「あっ、かわいい～」と思うか「！？(二度見)」と思うかは人によると思いますが、今は色々なデザインがあります。ちなみに表紙デザインは違っても中身は全国共通のため(いわゆる「省令様式」部分)、妊娠中に引っ越しをしても、引っ越し先で新しく交付してもらう必要はありません。引き続き同じ母子手帳を使えます。

基本的に母子手帳は、妊娠したら役所の窓口等に本人が行き、交付してもらいます。しかし、中にはすでにつわりなど体調不良があり、「母子手帳のほうがこっちに来てよ…！！」という妊婦さんもいるでしょう。そんな方のために、委任状を書いてパパなど代理の人がもらうことも出来ます。さらに一部の自治体では、郵送や電子申請で妊娠を届け出ることにより、母子手帳を自宅に送ってもらえる所もあります！

最近では海外からも注目され、特に発展途上国を中心に導入が進んでいる母子手帳。調べてみると、意外な発見がありますね！

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