赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちが出来るようになってくると、嬉しい反面、動き回る赤ちゃんから目が離せなくなります。昨日は手が届かなかったはずの引き出しから、今日はいつの間にかハサミを取り出して遊んでいてヒヤリ、なんていうことも！大人だけで暮らしていると気付きにくいですが、外はもちろん、家の中も予期せぬ事故のきっかけとなる物がたくさんあります。

日本では、窒息や溺水など、不慮の事故によって14歳以下の子どもが毎年200人ほど亡くなっています。特に0～1歳の育児中にはソファーやベッドからの転落、柔らかい枕や布団などの寝具による窒息など、ごく当たり前の生活環境下での事故が多く挙げられます。
こうした状況から、こども家庭庁では「こどもを事故から守る！プロジェクト」を推進し、事故の予防法などをまとめた「こどもの事故防止ハンドブック」をホームページで公開しています。(こどもの事故防止ハンドブックについて｜こども家庭庁 (cfa.go.jp))

このハンドブックは、0歳から6歳までの子どもにどのような予期せぬ事故が起こりやすいか、またその予防法、そしてもしもの時の対処法がイラストと共にまとめられています。どんなに対策をしていても、予想を超えて事故が起こることもあります。ハンドブックの中の「もしもの時の応急手当方法」をプリントアウトして、いざという時にすぐ確認出来るようにしておくと良いでしょう。

また、自宅は対策していても、実家は赤ちゃん仕様になっていないことも多いかと思います。そこで、帰省するときはおじいちゃん・おばあちゃんにこのハンドブックを見てもらい、一緒に事故予防に協力してもらう、という活用法も出来ます。
子どもの予期せぬ事故は、大人が少し意識するだけで予防できるものがほとんどです。子育て世代だけでなく、社会全体で予防に努めていきたいですね。

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