細い道や住宅街などで小回りがきいて便利な自転車。前後に子どもを乗せられる電動タイプのものも多く販売されています。普段あまり車を使わないご家庭では、お子さんの送迎などで必需品となっている方や、新年度に向けて購入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな便利な自転車ですが、道路交通法が一部改正され、昨年2023年4月1日に自転車用ヘルメットの着用が努力義務化されました。努力義務のため罰則や強制力はありませんが、当然ながら着用していた方が安全です。

もしこれから子ども乗せ電動自転車を購入する場合、同時にヘルメットの購入も検討することになります。その場合、どのようなものが良いのでしょうか。
現在、安全性等に関する公的な規格基準は定められていませんが、

・「自転車用ヘルメット」として作られたもの
・SG基準という安全性能を満たしていることを製品安全協会が認めている、SGマークの付いた製品
・着用年齢やサイズが合っているもの

等の点を重視すると良いでしょう。
また、メーカーにもよりますが、国内で流通している多くの子ども乗せ電動自転車は、前シートが「1歳から4歳未満」、後ろシートが「1歳(2歳以上を推奨)から未就学児まで」となっており、幼児用ヘルメットは0歳児の利用を想定していません。

もし0歳児と共に自転車を利用する際には、チャイルドシートに座らせず、おんぶ紐などで確実に固定しておぶっていれば同乗が認められています。ただし、地域によって規定が少し変わっている場合や変更されることもありますので、詳細に関しては、お住まいの地域の「道路交通法施行細則」をぜひご確認ください。

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