年末年始によく耳にする「干支」。今年は卯年、来年は十二支の中で唯一架空の生き物である辰年です。
干支は日本人に根付いた馴染み深い暦であり文化です。かつては丙午(ひのえうま)生まれの女性は良くないとの迷信から、その年の合計特殊出生率が著しく下がるなど、生活に大きく影響することもありました。今ではそこまで意識するママパパは少ないと思いますが、我が子の干支を知らないという方は少ないでしょう。

そもそも干支は中国が発祥で、十二支のほかに10種類の十干（じっかん）を組み合わせた暦や数の数え方のことを指しました。野球でおなじみの甲子園球場は、完成した1924年が十干と十二支がそれぞれ最初の「甲」「子」で、縁起がいいとされる「きのえね」の年だったのため、甲子園と名付けられました。

子、丑、寅…ではじまる干支の順番は、神様がある年の元日に動物たちにレースをさせ、ゴールした順番で決まったといいます。ただ速さを競ったお話ではなく、動物それぞれの個性が出たおもしろいお話です。分かりやすい絵本なども出ていますので、それぞれの干支を当てはめて、ご家族で読んでみてはいかがでしょうか。
また、毎年赤ちゃん向けにその年の干支を模した、着ぐるみのような可愛らしいカバーオールも発売されています。年末年始の集まりに着させると盛り上がりそうですね。

今年も一年間【産後ママの豆知識】をお読みいただき、ありがとうございました。来年の辰年もどうぞよろしくお願いいたします！

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