仕事復帰をされたママにとって、子どもの急な病気やケガの看病や乳幼児期の予防接種ラッシュは時間を捻出するのが難しい問題です。
平日、有給を使って看病や予防接種を…というママ！
有給休暇を使わずに、平日の子どもの予防接種ができる制度をご存知ですか？
それが「子の看護休暇」です。

「子の看護休暇」は育児・介護休業法（育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律）に定められたもので、小学校就学前の子どもの病気やケガの看護、予防接種や健診の付き添いなどが必要な時に利用できる制度です。
育児休業などと同様の社会保障制度で、子の看護休暇の申し出があった場合、事業主は「当該申出を拒むことができない」（育児・介護休業法第16条の3）とされています。

原則として、小学校就学前の子どもを育てている方が事業主に申し出れば、1年度において5日（未就学児が2人以上いる場合は10日）を限度として、1日単位、または半日単位で取得することができます。
ただし、子の看護休暇中の給与については法律上の定めがないため、休暇中の給与の扱いはお勤め先にご確認ください。（会社によっては無給の場合があります）

年次有給休暇とは別枠で取得することとなりますので、有給休暇を使わずに子どもの予防接種の付き添いや看病などができる、ということになります。
若干、親しみのない制度ですので、言い出しにくい方？！は「法律で、子の看護休暇というのが有給とは別枠でとれると聞いたのですが…」と担当部署にサウンドしてみると良いかもしれませんね。

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