甘くておいしい食べ物ですが、1歳未満の赤ちゃんに与えると非常に危険な食べ物があります。それはハチミツです。
厚生労働省は、1 歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあると注意喚起しています。ボツリヌス菌（芽胞）の耐熱性は120℃・4分とされており、通常の加熱や調理では死なないため、ハチミツ入りの飲料やお菓子も与えないようにしてください。

ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。
大人の場合、ボツリヌス菌が口から入っても他の腸内細菌が強いため、通常何も起こりません。
１歳以上になれば、ハチミツはリスクの高い食品ではなくなるのですが、赤ちゃんはまだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、便秘、ほ乳力の低下、元気の消失、泣き声の変化、首のすわりが悪くなる、といった症状を引き起こすことがあります。
乳児ボツリヌス症の発生原因は、食品としてハチミツが指摘されていますが、ハチミツを食べていない例（国内では井戸水）も報告されています。

近年は赤ちゃんにハチミツはNG！が広まってきつつありますが、帰省の際などは祖父母と相談しておくと安心ですよ。

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