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MAMA'S HEAVEN コラム 産後ケアの豆知識

2021.06.23

【産後ママの豆知識】
妊婦さんと新型コロナウイルス感染症のワクチン接

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が本格的にはじまりました。
日本婦人科感染症学会と日本産科婦人科学会は、2021年5月12日に「COVID-19 9 ワクチン接種を考慮する妊婦さんならびに妊娠を希望する方へ」というお知らせを発表しました。これによると、次のような提言がされています。

・COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を示す情報が出つつあるが、中・長期的な副反応や胎児および出生児への安全性に関しては今後の情報収集が必要である。現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。

・流行拡大の現状を踏まえて、妊婦をワクチン接種対象から除外しない。特に人口当たりの感染者が多い地域では積極的な接種を考慮する。

・妊婦さんならびに妊娠を希望する方で、感染リスクが高い医療従事者、保健介護従事者、重症化リスクが高い肥満や糖尿病など基礎疾患を合併している場合は、ワクチン接種を積極的に考慮する。

・妊婦のパートナーは、家庭内での感染を防ぐために、ワクチン接種を考慮する。

・妊娠を希望される女性は、可能であれば妊娠する前に接種を受けるようにする。( 生ワクチンではないので、接種後長期の避妊は必要ない。)

・接種する場合には、産婦人科医は被接種者に、長期的な副反応は不明で、胎児および出生児への安全性は確立していないことを事前に十分に説明する。(妊婦さんは説明してもらうようにする)同意を得た上で接種し、その後30分は院内で経過観察する。

・現時点でmRNAワクチンには催奇性や胎児胎盤障害を起こすという報告は無いが、器官形成期(妊娠12週まで)は、偶発的な胎児異常の発生との識別に関する混乱を招く恐れがあるため、ワクチン接種を避ける。

・妊婦には母児管理のできる産婦人科施設などでワクチンを接種する事が望ましく、なるべく接種前後に超音波やドップラー検査などで胎児心拍を確認する。

・直前検査が難しい集団接種や、産科のない診療所などで接種する場合、接種前後1週間以内に妊婦健診を受診するように心がける。
接種後に腹痛や出血、胎動減少などの症状があればすぐに産科を受診する。

女性の背景は一人一人異なりますので、まずは産婦人科の主治医との相談することが推奨されていますが、妊婦さんやこれから妊娠を考えている方は、参考にするとよいでしょう。

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