外出先でぐずった時にスマホを見せるとおとなしくなる、といった理由で、すぐにおとなしくさせたい時に小さな子にスマホを見せる、という方は結構いらっしゃいます。

１歳を過ぎると、上手にスマホを扱うことができるようになる子が増えます。
まだ小さな子どもがスマホを器用にスワイプしていたりすると「この子は賢い！」と祖父母が驚くこともよくありますよね。

しかし、いつも小さな子にスマホを使わせていると「スマホ依存」になってしまう可能性があるのをご存知でしょうか？

「1歳半健診でスマホ依存傾向を示す子どもの割合」を示したグラフ（n＝1741、NPO子どもとメディア、2015）によると、「スマホやタブレットを使いたがったり、取り上げるといやがりますか？」の問いに対して「いつも」と回答した人の割合は5％、「しばしば」が18％となったことがわかりました。
「ときどき」（32％）と合わせると、半数以上の子どもが、スマホなどを使いたがる、取り上げると嫌がることがある、と回答していることがわかります。

スマホをせがむようになる、取り上げると泣いて暴れるようになるなどは、スマホ依存の始まりといわれており、こうなると子育てがかえって大変になるかも…。
また、スマホを長時間使用することにより、言葉や目の発達への影響も懸念されています。

例えば、外出するときにお気に入りの絵本やおもちゃをもって出かけるなど、子どもとスマホに距離を置いた育児を心掛けてみるといいかもしれませんね。
それに加えて、「子どもといる時はなるべくスマホを使わない」「時間を決めてスマホを使う」「食事中のスマホ・歩きスマホはしない」など、大人もスマホを上手に使えるようになりたいですね。

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