女性の一生で、ホルモンの影響を受ける時期は大きく３つある、といわれています。

１つめは思春期。
おおよそ10歳から18歳くらいの、いわゆる第二次性徴期です。
おおよそ８年くらいあり、子どもから大人へ心身ともに変化し、大人への第一歩を踏み出すときで、皆さんも経験されたと思います。反抗期でもありますね。

２つめは更年期。
更年期は閉経の前後５年程度と定義されており、10年くらいあります。この時期も、心身ともに変化します。
不定愁訴といわれてしまう「更年期障害」や「空の巣症候群」などといわれるものも、この時期に起こりやすいとされています。

３つめが妊娠・出産・産褥期です。
妊娠期間は10ヶ月、出産は個人差がありますが、初産婦さんで半日程度、産褥期はおよそ６から８週間です。

思春期、更年期がいずれも８年から10年という年月をかけた変化であるのに対して、妊娠・出産・産褥期は１年程度とかなり短く、この間に起きるホルモンの変化も劇的です。
たとえば、マタニティブルーズは30％から50％、産後うつは13％の女性が経験するといわれています。

「よくわからないけれど涙が出て止まらない」「家族に対して攻撃的な態度をとってしまう」「出産前の自分とは人が変わったみたい。自分は何かおかしいのではないか？」…
こうしたことは、劇的なホルモンの変化により引き起こされることもあり、多くの産後ママが感じることです。

ただし、あまりにも辛いときには、産後ケアリストや医療従事者などの専門家に相談してくださいね。無理は禁物です！

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